このセクションの内容は Painter 6 から Painter 8 の時代のものです。
バージョンによって違う部分がありますので、注意してください。
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Painter ワークショップ / 問題解決のヒント
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circle問題解決のヒント

Painter を使っていると、仕様が不親切だったり、ユーザーガイドの説明が不足してたり、あるいは単に不慣れなために、いろいろな問題にぶつかります。ここは「こういう問題ならこういう解決法を試してみては」というヒント集です。いまのところあまりにもバラバラな内容ですが、項目が増えたら分類する予定です。

重要な項目についてはPainter の日本での販売元であるイーフロンティアの 【 Corel Painter 8 FAQ 】 に情報がありますので、まずチェックしてください。また、【 Painter 8 のバグ 】【 Painter 7 補完情報 】 も参照してください。

Painter が起動できない。

エラーメッセージが「Can't Open the File "PAINTER.SET"」(ファイル "PAINTER.SET" を開けません。)というメッセージのときは、【 安全を期した使いかた ― 設定ファイル 】 を参照。

エラーが「メモリーが不足」あるいは「Out of Tiles」のときは、【 マシン環境とタブレット設定 】 を参照。

Painter IX の場合、Shift キーを押し下げながら起動するとユーザーフォルダが初期化されて、起動できるようになる。(カスタマイズしたファイルは先に退避しておくこと。)

Script IO out of data map entries というエラーが出る

スクリプトの自動保存機能によってスクリプトファイルが大きくなりすぎています。必要なスクリプトだけ別ファイルに書き出し、Painter.ssd ファイルを削除すると、新しく空のスクリプトファイルができ、また正常に使えるようになります。ライブラリ内部で不必要なスクリプトを削除しても、ファイルは小さくなりません。(Painter IX ではユーザーフォルダのファイルを削除すると、次回の起動時にアプリケーションフォルダからデフォルト状態のスクリプトファイルがコピーされます。空のスクリプトファイルを作成してほしい場合、アプリケーションフォルダのスクリプトファイルを別の名前にリネームしておきます。)

数値入力したものが反映されない

Painter 7 以降(Painter 8 と IX でも起きる)でときどき起きる現象。数値(半角)を入力してからカーソルキーのどれかを押すと確定されて、反映される。

テキスト入力で、フォントが日本語フォントしか選べない

Windows の場合、タスクトレイの「言語」が「JP」のところを「EN」に切り替えると、リストが欧文フォントのものに切り替わる。「EN」モードは勝手に追加されている。

Painter のブラシなどが異常に重い。(Mac OS 9)

Painter に対するメモリ割り当てを確認し、できるだけたくさん割り当てるようにします。OS 9 でのメモリ割り当ての単位がずっと前と同じで「キロバイト」単位なので、現在の「メガバイト」単位でメモリを消費するアプリケーションについての設定は間違いやすくなっています。Painter には少なめでも 300 メガバイトくらいの割り当てが必要ですが、300 メガバイトは 300 x 1024 で 307200 キロバイトです。

鉛筆やマーカーを使うと、色が重なったところがどんどん黒っぽくなってしまう。

選んだブラシバリアントについて、「ブラシコントロール・パレット」の「一般」のところで「手法」が 重ね塗り になっていると、重なった色がセロハン紙を重ねたときのように、重ねるほど暗い色になります。「乗算モード」に似た動作ですが、選択色より黒くなるのが Painter 特有です。重ね塗り塗潰し に変更すると普通の着色になります。重ね塗り手法のままで使用するときは、とくに黒が混じっていない色(カラートライアングルの右上の辺にそったあたり)を使うように注意すれば、塗潰しとは違う鮮やかな色が出せます。また、「不透明度」を下げると色のコントロールがしやすくなります。

Painter では新しくレイヤーを作成したあと、最初に触れたのが 重ね塗り タイプのブラシ(水彩関係を含む)であれば、そのレイヤーは自動的に「フィルタ」モードになります。

「水筆」とか「水ブラシ」とかいう種類のブラシはどこ?

ブラシのバリアントは「設定」に意味があるので、「名前」で探してもわからないことがあります。また、Painter はバージョンごとにブラシエンジン(ブラシで描く処理をするプログラム本体)が追加になったり、ブラシの分類が変更になったりしているので、「名前」があまり変化しないブラシでも探しにくかったりします。

「水筆」と言われるものの正体は「色が乗らないで混ぜるだけのブラシ」という意味で、これは Painter のブラシ設定では、手法が「塗潰し」系である必要がありますが、「塗料」の「Resat / 補充量」をゼロにして「Bleed / にじみ」数値を上げれば、すべて混色ブラシ(ブレンダー)になります。それだけで混色用に「最適」になるとは限りませんが、基本的にこれだけで使えます。さらに最適化するには 【 ブラシカスタマイズ逆引きガイド 】 の「水ブラシ」の項へどうぞ。

Painter のブレンド系のブラシには「塗料のにじみ」によるものだけでなく、プラグインブラシを使っているものもあります。「ねっとり」感があるのはこちらです。

Painter 5J の「筆」カテゴリに「水筆」というバリアントがあり、「水筆」というとこれしかないように誤解するかたもいますが、このバリアントも単に「補充量ゼロ」の筆に、細かく混色するように点の集合のキャプチャ描点を使用しているものです。

混色して「色をならす」筆は、Painter のバージョンごとにブラシカテゴリの名前が変わっているのも、混乱の元かも。Painter 5 では「水滴」、Painter 6 と Painter 7 では「リキッド」、Painter 8 以降では「ブレンダー」というカテゴリになります。Painter 5 の「水筆」のように細かい点でさらにやわらかくする設定も 【 ブラシカスタマイズ逆引きガイド 】 の「水ブラシ」の項にあります。

ある時から全然描けなくなってしまった。(ブラシで描いても何も色がつかない。)

レイヤーの「透明度の保護」がオンになっていたら、はずします。間違って「非表示」になっているレイヤーに描いていないか、確認します。選択部分がある場合、「選択範囲内」、「選択範囲外」、「両方」の 3 種類の描画モード(画像ウィンドウの左下のアイコンで確認・切替)が意図したものになっていることを確認します。

そのどれでもなく、挙動不審である場合、いったん Painter を終了してください。

透明レイヤーの上で描けないブラシがある。

混色専用のブラシ(「ブレンダー」カテゴリのものや、他のカテゴリでも「ブレンド」とか「水ブラシ」という名前のバリアント)は、基本的に着色しませんが、これはブラシ名からも納得できると思います。

この他にも、色がよく伸びるブラシ手法である「溶かし」(Painter 8 までの日本語版用語は「滴り」、英語は Liquid)や、プラグインブラシの「リキッドブラシ」を使っているブラシは、不透明部分にしか描画しないので、キャンバス上や、塗りつぶしたレイヤー上でしか色がつきません。「鉛筆」カテゴリの「グリス鉛筆」、「スポンジ」カテゴリの「ウェットスポンジ」、「アーティスト」ブラシカテゴリの「サージェントブラシ」などがこれに該当します。

JPEG 形式で保存したら、レイヤーが全部固定されてしまった。

JPEG 形式で保存しても、Painter をまだ終了していない場合は、再度 RIFF 形式で保存しなおせば、レイヤーを保持したままファイルが残せます。が、Painter 終了時に JPEG 保存してしまうと危険。JPEG を含め、レイヤーのない画像形式で保存するときはまず クローン を作成(「ファイル」−「クローン作成」)して、(クローンはレイヤーがない)、それを保存するようにします。うっかり元のファイルのレイヤーを固定してしまわないので安心です。

大きいファイルでもないのに、だんだん保存に時間がかかるようになってきた。 (Windows)

同じフォルダに継続して保存し続けると、Painter の「開く」ダイアログから内容の画像を確認するための PREVIEW.PIX ファイルが大きくなって、保存によけいな時間がかかるようになります。PREVIEW.PIX に頼らなくてもよいファイル管理方法を使い(クローンして、同名の JPEG ファイルを作るのがおすすめ)、PREVIEW.PIX ファイルはときどき削除します。Mac ではプレビューのサムネイルは個別のファイルのリソースフォークにあるので、この問題は起きません。

「キャンバス」メニューから「ペーパーカラーの設定」を選んだが何も起きない。

このメニューを選んだことで、現在のメインカラーが用紙の色に設定され、消しゴムで消したときに反映されるようになります。「今後のペーパーカラー 設定」と考えるとわかりやすいです。

背景部分をまとめて新しく設定した「ペーパーカラー」に変更したいときは、マジックワンドで背景色部分を選択して Delete (Mac) / Backspace (メニューからは「消去」)。マジックワンドの許容範囲設定など、多少の注意が必要です。また、描画部分との境目で中間的な色になっている部分がどうしても残ります。

途中で背景色を変えるかもしれないときは、キャンバスではなく透明レイヤーを作成して、そこに描きます。

描いている途中で用紙の色を変更したくなった。

白から他の色に変更したいときは、「Effects / 効果」メニューから「Surface Control / 表面効果」の「Color Overlay / 色のオーバーレイ」を使うのがわかりやすい。色を変更したあと、スポイトでキャンバスの色を拾い、その色がメインカラーになっている状態で「Canvas / キャンバス」メニューの「Set Paper Color / (現在色を)ペーパーカラーに設定」を実行。この設定は RIFF 形式で保存するかぎり有効。

色のあるものを白に変更したい場合は 【 Painter メモ (3) 】 の「色(単一・均等)のある背景を白に変更する」の手順で。

キャンバスサイズで、サイズを大きくするのはできるけど、小さくするのは?

追加サイズのところに、マイナス値(-100 など)を入れて「OK」を押します。削りすぎたらすぐ UNDO。

Painter の CD2 から追加アイテムをハードディスクにコピーしたが、使えない。

ファイルの属性が「読み取り専用」になっていれば、「読み取り専用」をはずす。Windows の DOS 窓からなら属性を変更したいファイルのあるディレクトリで「attrib *.* /s -r」というコマンドを実行するとサブフォルダの中のファイルまで一括処理できる。フォルダの「読み取り専用」属性をはずすには、「attrib * /s /d -r」を実行。attrib コマンドの詳細については、Windows 付属のヘルプを参照(ふつう、スタートボタンから開けます)。

Painter の CD2 からコピーしたりウェブからダウンロードした Painter 7 以降のブラシファイルが、Painter フォルダに入れてもライブラリのリストに表示されない。

Painter 7 以降のブラシ設定ファイル(XML ファイルとその付属物)は、正しい階層のフォルダにないと Painter から識別できません。【 ブラシファイルの構造 】 の図解をよく見て、正しい位置にファイルを移動してください。

マジックワンドや「自動選択」による選択範囲に「選択範囲の調整」を適用できない。

選択範囲には実は二種類ある。濃淡のあるものと、100% 不透明で輪郭がはっきりしたもの。前者を「マスクベースの選択範囲」、後者を「パスベースの選択範囲」と言う。「選択範囲の調整」はパスベースの選択範囲にしか適用できない。「マスクベースの選択範囲」に対して「選択範囲の変換」を実行するとパスベースになる(同時に濃淡は失われる)ので、その後なら「選択範囲の調整」が実行できる。

チャンネル(ユーザーマスク)から読み込んだ選択範囲を、選択範囲ポートフォリオに追加できない。

保存したチャンネル(ユーザーマスク)を読み込んだ選択範囲は上記の「マスクベースの選択範囲」になる。「選択範囲ポートフォリオ」に追加できるのは「パスベースの選択範囲」のみなので、ここに保存するためには先に「選択範囲の変換」を実行する。「Selection Adjustor / 選択範囲調整」ツール実行中であれば、パスベースの選択範囲のまわりには変形用のハンドルが表示される。ハンドルがないものはマスクベース。

範囲選択をして、その部分を動かそうとしたが、選択範囲が動いてしまうだけで、絵が動いてくれない。

選択するためには 選択ツール (長方形選択、楕円形選択、なげなわツール)を使ったはずです。その「選択ツール」では「選択範囲の移動」しかできません。選択範囲の 実体 (というか絵そのもの)を動かすには レイヤー調整ツール に持ち替えます。キーボードショートカットは F。

選択範囲の移動のときに Option / Alt を押しておくと、もとの絵はそのままで複製を移動します。便利です。

絵の一部を選択して移動したら、もとの絵との間をまたがって描けなくなってしまった。

選択して移動を始める瞬間に、選択範囲は新しいレイヤーになっています。もとの絵となじませる場合は、もとがキャンバスなら「固定」、レイヤーなら「オブジェクトパレット」のレイヤーのリストで Shift + クリックでまとめて選択、「グループ化」、さらに「結合」すると、もとの1枚に戻ります。

複数のレイヤーを 1 枚のレイヤーにまとめようとしたら、「Collapse / 結合」コマンドがグレーアウトしていて実行できない。

まず、結合しようとしているレイヤーに、ロックがかかっているものがないことを確認します。レイヤーがグループ化されている場合、グループリストを開き、その中のレイヤーもチェックします。

ロックが関係ない場合は、レイヤーの「composite method / 合成方法」の問題です。「Painter 7 以降では、レイヤーの「composite method / 合成方法」が「Default / デフォルト」以外になっている場合、デフォルトに変更してからでないと結合ができません。(Painter 6 まででは、結合時に自動的にデフォルトに変更されていました。) Photoshop の「Normal / 通常」レイヤーは表示方法は Painter の「Default / デフォルト」と同じですが、これもデフォルトに変更する必要があります。

強制的にデフォルトモードに変更しつつ結合してもよい場合は、レイヤーパレットで目的のグループを選択した状態で Shift + Ctrl + X を実行すると、Painter 7 や 8 でも Painter 6 までのような強制的結合ができます。
特殊な合成方法を使っているときに見た目を変えずにレイヤーの数を減らしたい場合は、レイヤーの並び順で下のものからできるだけ「Drop / 固定」するか、このファイルのクローンを作成して、そこから作業を続行、あるいはそのクローンを全選択、Copy & Paste で 1 枚のレイヤーとして元のファイルに戻して作業します。

レイヤーの数が増えると、作業に必要になるメモリも増えるので、レイヤーの数はできるだけ押さえたほうが安心です。

レイヤー調整ツールで目的のレイヤーやシェイプがつかめない。

プロパティバー(Painter 7 まではコントロールパレット)で、レイヤー調整ツールのオプションが「自動選択」になっていると、透明部分はつかめない。透明部分の多いレイヤーやシェイプを移動するときは、「自動選択」をオフにして、レイヤーのリストから目的のレイヤーやシェイプを選択して移動する。

キャプチャブラシを作成して、ランダムで方向を変えようとしたがうまくいかない。

「角度」−「厚み」が 100% だとなぜか回転してくれないので、99% にする。

キャプチャイメージの回転の「角度刻み」は初期状態が 0。このままブラシを使おうとすると、「ブラシの自動作成」をしようとしたときに無限ループでエラーになる。かならず 1 以上にする。メモリに負担をかけないためにはここの数字はあまり小さくしない。

決まったサイズの四角形の選択範囲を作りたいのだが、Painter の長方形選択ツールの微調整がむずかしすぎてうまくいかない。

「長方形選択ツール」から「選択範囲調整ツール」(選択範囲に手を添えているアイコン)に持ち替えます。微調整は表示倍率を上げて行ないます。

また、目的のサイズが割り切れる数を単位にしてグリッドを表示、「グリッドにスナップする」をオンにすると、正確に切り取りやすくなります。

よく使う大きさは「選択範囲ポートフォリオ」に「ドラッグ & ドロップ」して保存しておきます。

「新規マスク」のボタンが「グレーアウト(薄色表示)」されていて、使えない。

フォーカスをキャンバスに移すと「新規マスク」ボタンが押せるようになります。Painter 8 以降ではレイヤー上でも「新規チャンネル」(古いバージョンの「新規マスク」と同じ)が実行できます。

選択範囲からキャプチャしてブラシ、テクスチャ、パターンなどを作ろうとしたが、キャプチャできない。

Painter 7 まででは、こういった作業はキャンバス上でしかできません。

透明レイヤーで「ストロークの種類」が レーキのブラシの色が黒っぽくなる。

次のどれかの方法で透明レイヤーの性質を変更してから描きます。

  1. 透明レイヤーを白で塗潰して合成モードをフィルタにする。
  2. 透明レイヤーを作成した直後に、レイヤーの「透明度を維持」をオンにして白で塗りつぶす。その後、「透明度を維持」をオフ。(合成モードは「デフォルト」に戻しても透明のまま。)
  3. Painter 7 以降であれば、新規の「水彩レイヤー」を作成し、これを通常レイヤーに変換すれば、レーキが黒くならないレイヤーになる。実質的に (2) と同じ。

スクラッチボードツールでGペンのような強弱のあるきれいな線を引きたいが、線がブレてしまう。

表面をこすると多少摩擦のある素材、たとえば紙やカッティングマットを、タブレットの上に重ねてその上から描くと、Gペンの紙への食い込みによる摩擦感や安定感をかなり再現できる。

カッティングマットにはけっこう種類があり、感触も違うので注意。素材がオレフィンのものが多くなっているが、これは感触に粘りがあり、筆圧を加えたときの摩擦が大きい。古いタイプは材質が塩化ビニール。こちらのほうが素直な感触。表面のキメが粗いとストロークがガタつくので使えない。また、表面のグリッド印刷が少し出っぱっているものも、そこでガタが入る。(細かい紙ヤスリとかで処理すれば、印刷を削ったり、キメの調節ができる。)

紙と比較した場合の利点は、ヨレないことくらい。この他にインテリア用品売場で切り売りしている、塩化ビニールのシート(透明シート、マット仕上げシート、テーブルクロスなど)も、この目的に使える。

(以上、当然ながら個人的な印象だけで書いています。カッティングマットや紙を敷くことは、吉井宏氏の解説本で紹介されています。)

ベジエ曲線で描いたような滑らかな線を手描きで描きたい。

「ブラシコントロールパレット」の「間隔」のセクションにある「滑らかさ」の数値を上げる。90% 以上に上げると処理が遅くなって描きにくいので注意。

Painter IX では「Snap to Path / パスなぞり描き」という機能を使って、シェイプやベジエ曲線のとおりに表情のある手描きの線が描けるようになりました。

画像の方向を 90 度回転したら、上下(あるいは左右)が切れてしまう。

「変形」−「回転」では、回転を実行する直前にイメージはキャンバスからレイヤー(古いバージョンではフローター)に変換されています。レイヤーはキャンバスからはみ出した部分もちゃんと存在します。このレイヤーをコピーして「新規画像にペースト」を実行すると全部現れます。

同じファイルで続行したい時は、「キャンバスサイズの変更」ではみ出るぶんだけキャンバスを大きくすれば見えるようになります。「キャンバスサイズの変更」は、フォーカスをキャンバスに移してから行います。

Painter IX にはキャンバスごと回転する機能がついたので、この問題は解消されました。

レイヤーを回転するとき、回転後のプレビューがないので角度の微調整ができず、やり直しが多くて時間がかかる。

「効果」−「変形」−「自由変形」を実行すると、四角い枠が表示される。これが リファレンスレイヤー で、処理を確定するまでプレビューを表示するためのレイヤー。そのままでは枠の縮小・拡大しかできないが、 Command / Control キーを押し下げて四角形の角に乗せるとカーソルが「回転カーソル」になり、角をつかんで回転できる。同じく Command / Control キーを押し下げつつ辺の中央のハンドルをつかむと、直角以外の方向にも枠のサイズを変形できる。詳しくはユーザーガイドの「リファレンスレイヤー Reference Layer」の項目を参照。(索引から引く。)

選択範囲に自由変形がかけられない。

選択範囲を作成後、レイヤー調整ツールで Option / Alt クリック、あるいは Option / Alt を押し下げながら「レイヤーに変換」を実行してレイヤーとして複製し、そのレイヤーで作業する。

Painter 7 の水彩で「乾燥」コマンドが見つからない。

Painter 6 までの「乾燥」コマンドは、水彩レイヤーをキャンバスの通常の描画と統合します。Painter 7 でこれにあたる(水彩レイヤーを通常のブラシで描けるように変換する)のは、レイヤーセクションメニューの「デフォルトレイヤーに変換」です。

チョークを使っていて、テクスチャの出かたを減らそうと「粗さ」の数値を下げたら、ぜんぜん描けなくなってしまった。

チョークは(デフォルト設定では)手法が「塗潰し+ハード+テクスチャ」になっています。この手法では「粗さ」数値が低いと紙に乗る色の量が減るので、テクスチャを目立たなくするには、逆に「粗さ」の数値を高くする必要があります。この関係については 【 テクスチャとブラシ設定 】 を参照してください。

Painter 6 や Painter 7 で、レイヤー上で鉛筆で描くと、なんだか線の輪郭がギザギザしている。

鉛筆カテゴリーのバリアントは、デフォルト設定では、手法がたいてい「重ね塗り+ハード+テクスチャ」になっています。この「重ね塗り」がポイントで、新規レイヤーに最初に触れるのが「重ね塗り」手法のブラシだと、そのレイヤーの「合成モード」が自動的に、「フィルタ」になります。

「フィルタ」モードはレイヤーの不透明度を濃く表示する性質があります。【 レイヤー合成方法一覧表 】 で「デフォルト」や「乗算」とその違いを確認してください。

その結果、「フィルタ」モードのレイヤーに鉛筆(重ね塗り手法のブラシ)で黒っぽい線を引くと、他の合成方法では不透明度が小さくて薄く表示される部分まで濃く表示されて、輪郭のギザギザが目立ちます。逆に言えば、この組合せだけを避ければいいので、手法を「塗潰し」にしても、レイヤーの合成モードを「通常」や「乗算」にしても、キャンバス上に描いても、まず塗りつぶしたレイヤー(すでにレイヤー全体の表示マスクの濃さが 100% になっている)の上に描いても、線は滑らかになります。(Painter 5 でキャンバスを「フローターに変換」した場合は、かならず全体が不透明度 100% になっていたので、この現象に遭遇することはまれだったと思われます。)

透明レイヤー上で描画するとき、濃い色ではあるが薄く塗った状態が白っぽくなる。

(Painter 6.1 以降) レイヤーパレットで「下にある色をサンプリング」をオンにすると、思ったとおりの色になる。

これはブラシ設定の Well / 塗料Bleed / にじみ が 0 でないときに起きる。すなわち、白が混じってほしくないときは、「下にある色をサンプリング」をオンにするか、もしくは「Bleed / にじみ」を 0 にする。筆圧が低いときは「にじみ」数値を大きくする設定になっているブラシバリアント(これはとても感触がよいのでかなり多い)で特に起きやすい現象である。

JPEG 保存したら、ボケた画像になってしまった。

JPEG 保存ダイアログの「スムーズ」を 0 にすると通常の JPEG 保存になります。ただ、JPEG ファイルのファイルサイズを節約したい場合、すこしぼかしを入れることは効果があります。

画像ファイルを開こうとしたが Painter から開けないファイル形式のようだ。

IrfanView などの画像閲覧ツール(ビューワ)を使って開き、コピーして、Painter で「編集」−「新規ファイルにペースト」を実行すれば使えます。ただし、レイヤーやアルファチャンネルがない場合に限る。

タブレットのペンで描画するとき、画面上に表示されるカーソル位置と実際の描画位置が 2 ドットほど右下にずれてしまう。

パソコンの構成(とくにグラフィックボード?)依存で出る症状のようですが、現在のところ回避方法がないので、【 Painter のリソース 】 の情報で対応できるようであれば試してみてください。

これは Painter の症状というより、WACOM タブレット絡みの問題らしく、OpenCanvas や ArtRage でも同じです。

Painter 7 以降で、起動したら画面全体が青くて細部がつぶれた表示になっている。

Windows の「画面のプロパティ」でディスプレイの「画面の色」を 24 ビット以上(True Color)に変更する。あるいは、Painter の「環境設定」ー「システム関連設定」で「No Device Dependent Bitmaps / デバイスに依存しないビットマップを使用」にチェックを入れて、Painter を起動しなおす。

Painter Classic 1 を Windows 2000 で起動しても、まったく反応がない。

フォントの数が増えると起動に異常に長い時間がかかるようになりますが、最終的にちゃんと起動することが多いので、何分か待ってみてください。起動したあとは普通に使えます。そんなにフォントを入れてなくても起動が遅くなります。

Painter 7 までで、最小化しても CPU の使用率が 100% のままだ。(Windows)

処理が Windows のほうに渡ると使用率は非常に小さくなる。アプリケーションウィンドウのアイコン(いちばん左上のスミ)をクリックすると、その瞬間から CPU 使用率は下がるので、そのまま「最小化」を選択すると Painter の CPU 占有率を最低におさえて他のことができる。キーボードショートカットは Alt + Space の後で N。

Painter 8 は 8.1 アップデータ(日本語版もあり)を当てると、何もしていないときの CPU 使用率がゼロに近くなる。(ただし、ダイアログを出していると 100%。)

Painter 7 や 8 が、起動後 30 分くらいでものすごく重くなる。(Mac OS X?)

カラーマネジメントをオフにすると改善されるらしいです。(英語メーリングリスト情報)

「Brush Look / 模倣ブラシ」を選択したり新しく保存したときに、「〜がない」というエラーメッセージが出る。

「Brush Look / 模倣ブラシ」というのは、スクリプトのオプションで「初期状態を保存」にしたとき(これがスクリプトのデフォルト状態)の、何も作業をしないで選択されているものだけを記録したものに当たると思われます。

Painter に最初から付属しているスクリプトを再生するとき、テクスチャやパターン、ブラシなどのライブラリから、もとあったものを削除してあると、「〜がない」エラーが出ますが、あれと同じです。基本的に「無視」して続けます。いつも「ない」といわれて邪魔くさいものは、ライブラリに戻しておくのもいいかも。

スクリプトで参照するのは「名前」だけですから、同じ名前のものがあれば内容が違っていてもそれが使われます。

Windows 2000 SP4 で、画面プロパティの「効果」タブの「すべての色を使ってアイコンを表示する」をオフにすると、Painter 8 のアイコンが黒い枠だけになる。

Windows 2000 SP2 ではこの現象はなかったので、SP4 だけの問題のようです。SP4 をインストールしてから一度もこの設定をオンにしていない場合は、この問題は起きません。一度オンにしてからオフにしたときに、アイコンの表示色が 16 色に設定されてしまうのが原因です。これを 256 色以上にすればまともな表示になります。

「窓の手」などの、レジストリにある Windows の設定を簡単に変更させてくれるツールを使えば簡単に戻せます。が、直接 regedit を起動して、HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\desktop\WindowMetrics にある「Shell Icon BPP」という項目の数値を編集することもできます。ここの値が 8 で 256色、16 で High Color、24 と 32 は 24bit および 32bit フルカラーです。

これは 【 おしゃれなソフトの宝箱 】【 Windows 快適活用術 】【 256色アイコンを表示 】 に解説されていました。

「ガイドの表示」を選んでも、ガイドを追加できない。

「ガイド」は「ルーラー」が表示されていないと作成できないので、「ルーラー」を先に表示する。

カラーセットに色を追加しようとしたら、エラー音が鳴る

すでに同じ色がカラーセットに存在します。色にばらつきを設定した場合もベースの色が同じだとエラーになります。

ノズルの作成で、ランクのあるノズルの作成がむずかしい。

あれはかなり複雑です。が、Painter 6 でノズルのアイテムのサイズや角度のバリエーションが自動生成される機能がつき、それ以降、ランクはほとんど必要ではないし、また、ランクのあるノズルを使うブラシバリアントが付属していないので、対応したブラシバリアントを自作、あるいは Painter 5 のブラシライブラリから読み込まないと使えません。そういうわけで、通常は「レイヤーグループから作成」を使います。自動生成されないような、まったく違う種類のアイテムに何かのコントロールで切り替える、という目的には今でも有効です。

違うブラシライブラリを使いたい。

  • Painter 8 では、新形式(XML ファイル)のライブラリがすでに Brushes フォルダに存在すれば、ブラシセレクタのメニューから「ブラシライブラリの読み込み」を実行して、選択肢に表示されるリストからライブラリを選択。
  • Painter 8 で旧形式(BRS ファイル)のライブラリを使うには、まずブラシセレクタのメニューから「ブラシライブラリのインポート」を実行、BRS ファイルを選択する。Painter が選択されたライブラリを自動的に新形式に変換して Brushes フォルダに追加するので、インポート完了後、「ブラシライブラリの読み込み」からこれを選択する。
  • Painter 7 では新旧どちらの形式のブラシでも、まずブラシパレットのブラシカテゴリリストの末尾にある「ブラシライブラリの読み込み」を選択。新形式でブラシフォルダに入っているライブラリについては、このダイアログにリストされているので、リストから選択して「読み込み」を実行。ここに表示されない旧形式のブラシファイルは「インポート」ボタンをクリックしてファイルを選択し、Painter に形式変換させる。(新形式のブラシライブラリでリストに表示されないものは、ブラシフォルダに正しく入っていないので位置をチェック。)
  • Painter 6 ではブラシパレットのブラシカテゴリの末尾の「ブラシライブラリの読み込み」から BRS ファイルを選択して切り替える。

Painter 7 以降でブラシフォルダにライブラリを追加するときは、【 ブラシライブラリの構造 】 を参考にしてファイルの相対的な位置やブラシアイコンに注意してください。。

プラグインブラシをもっと使ってみたい。

  • Painter 7 以降では、2 枚目の CD-ROM に入っている追加ファイルのブラシの中から、Photo を読み込む。(これは最初から入っている「Photo / フォト」ブラシよりバリアントが多い。)
  • Painter 6 は XML ファイルではなく、ブラシライブラリ単位でファイルになっている BRS ファイルの中から、Photo.brs を読み込む。
  • ブラシの手法が「プラグイン」になっているものを選択して、このバリアントをコピーし、手法のサブカテゴリで別のプラグインに変更してみる。このあたり、種類と機能については 【 プラグインブラシの種類と効果 】 を参照。

いろいろな効果の設定ダイアログで、プリセット保存ができずに面倒

スクリプトで対応できます。【 スクリプト機能の概要 】アクション的使いかたの手順 をまず把握してください。効果を使うときに、まずスクリプトの記録を始めておきます。効果ダイアログでいろいろ設定を行い、実行した結果が気に入った場合、スクリプトの記録を停止して、停止と同時に表示されるウィンドウでスクリプトに名前をつけて保存します。気に入らなくてやりなおすときは、いったん記録を停止して、名前をつけるウィンドウではキャンセルを押し、再度スクリプトの記録を開始してから効果のダイアログを呼び出します。

思いついた(思い出した)ものをどんどんメモにしておこう、という 【 Painter メモ 】 コーナーにも、新しい「ヒント」があります。

(Last Modified: 2005/10/04)

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