このセクションの内容は Painter 6 から Painter 8 の時代のものです。
バージョンによって違う部分がありますので、注意してください。
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Painter ワークショップ / マシン環境とタブレット設定
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circleマシン環境とタブレット設定

パソコン本体

Painter は新バージョンが出るたびに、発売されたときに出回っているマシンのハイエンドのものなら快適なんだけど、そうでないと辛い、というくらいに機能が複雑でマシンパワーを要求するものになってきました。

日本語環境では、日本語変換関連がシステムに常駐することで、システム全体に負荷がかかるので、英語圏で要求されるマシンスペックよりさらに速いマシンが要求されます。また、OS も新しいものになるたびに重くなってきています。ここまではどのアプリケーションについても似たようなものです。が、とくに画像編集はワープロなんかよりいいマシンを要求するのはしかたがないところです。ただ、Painter の場合このへんが単純ではなく、ただ最新のマシンでメモリを最大限に積んでいればいい、というわけではない、という問題があります。

まず、Painter 6 はメモリが 1023 MB 以上では起動しないことがあります(エラーメッセージで「メモリ不足(英語なら out of tiles)」と出る)。この問題が出るかどうかは、スワップファイル(ページングファイル)の設定もからむようで、条件には多少揺れがあるようです。Painter 5 および Painter Classic 1 では同じ問題が 512 MB で出ます。

うちの Windows 2000 マシンでは 1024 MB からけずらなくても Painter 6 (6.0.2 日本語版)は問題なく起動します。Painter Classic 1 は、同じく 1024 MB のままで、Windows のページングファイルの合計を 1024 MB (以下)まで下げれば起動します。

Painter 7 ではこの「上限」は 1712 MB になったそうです。また 7.1 パッチ(現在英語版のみ)ではこの上限も解除になりました。Windows 2000 あるいは XPで、起動のときに boot.ini で使うメモリの量を指定できる場合、この問題が回避できます。(/fastdetect /maxmem:1022 のように追加。) わたし自身 Windows ユーザーなので、このへんマックでの問題については把握していませんが、同じような問題があると聞いています。

Windows のメモリ関係については、以下のような情報が COREL サイトにありました。

  • Windows NT でスワップ用のページファイルのサイズが 2 GB より大きいと Painter 6 が起動しない。(6.0.3 で修正。)
  • 物理メモリがじゅうぶんあってもページファイルのサイズが 1023 MB を越えていると、Painter 6 が起動しないことがある。(ページファイルの大きさの設定は、「マイコンピュータ」のプロパティの「詳細」−「パフォーマンス」にあります。) (6.0.3 で修正。)
  • Windows 2000 でページファイルの各ドライブの「合計」が物理メモリの 1.5 倍より大きいと Painter 6.1 がメモリ不足で起動しないことがある。

Windows を使う場合、NT 系(2000, XP)がおすすめです。Windows 98 系の OS ではメモリを 512 MB までしか扱えないほか、リソースの限界(メモリを積んでも解消されない)があるので、メモリ回りが辛くなりがちです。ただ、XP と Painter 7 の組合せは、初期状態では「ストロークの描画開始が遅れる」という問題があります。必ず Windows XP 対応パッチを当ててください(日本語版専用)。英語版 Painter 7 を使うのなら Windows 2000 を選択してください。(Windows でのメモリ使用状態の監視には Rainmeter がおすすめ。【 Rainmeter でシステム監視 】 の解説をどうぞ。)

マックでは Painter 7 から OS X で動くようになりました。Painter 7.1 アップデータが出たので、WACOM の OS X 用のタブレットドライバにも対応しています。Dual Processor については Painter は対応していません。

ビデオカードもそこそこスペックのいいものが必要です。いろいろな問題がビデオカード関連で起きてきますので、表示関係の問題(これは一見、アプリケーションのバグに見えることが多い)が起きたらビデオカードのドライバを最新にしてみるべきです。また Painter 7 はデフォルトで画面設定に True Color を要求しますので、(Painter Classic Ver. 2 の場合は True Color 必須)、ビデオカードの搭載メモリもある程度必要です。

Painter では「環境設定」でテンポラリファイルを置くのに使用するハードディスクを指定します。テンポラリファイルの場所はシステムやよく使うファイルがある場所とは別にしておいたほうがフラグメンテーションを起こしにくいそうです。また物理的に別ドライブであればパーフォーマンスも少しよくなります。が、もちろんハードディスクそのものの性能がいちばん大事です。Painter 6 では接続されているドライブの最後のものがこの設定のところで認識されません。(7.1 で修正されました。)

Painter 7 以前のバージョン、すなわち、Painter 5、Painter 6、Painter Classic 1 などを、実装メモリが多い Windows マシンでどうしても使いたい場合、【 Note @ Temporary-Depot 】 の記事、【 古い Painter をイマドキの PC で使う 】 を参考にしてみてください。

タブレット

このところ何年もタブレットは 【 WACOM 】 製品が主流です、独占になっちゃうと心配(それでなくても高い感じ)ですが、たいていのユーザーは WACOM のを使ってると思うので、その前提で話を進めます。WACOM のタブレットの技術については 【 WACOM Components - Technology 】 (英語)に解説があります。

Tablet PC hp tc1100 を買ったので、その使い勝手と、Tablet PC で Painter を使うにあたってのおすすめ設定などを、「雑記」コーナーの 【 Tablet PC hp tc1100 】 にまとめました。Tablet PC をお持ちのかた、購入を検討中のかたは参考にしてください。

以前の機種の ArtPad と名前がつくものは、その後の intuos とペンの互換がありません。(ドライバは共通なので、2種類をひとつのパソコンにつなぐこともできるはずです。) また、2001 年 9 月 21 日に intuos2 が発売になりました。これは intuos とほとんど変わらないのですが、ハードウェア(ペンなど)はこれまでの intuos と互換性がありません。CRT ディスプレイの電磁波の干渉でポインタが震えるのを防ぐために、タブレットのほうの使用周波数を変更したためだそうです。

最新のドライバが Painter との相性で不具合を起こすとき、ちょっと前のバージョンを入れることで直ることがあります。【 アメリカの WACOM 】に最近のものがあるほか、【 ヨーロッパのワコム 】 には複数バージョンが各種ヨーロッパ言語で置いてあります。

最近は接続方法は USB が主流のようです。別途電源を用意しなくていいのですっきりしますし、Windows でも Macintosh でも同じハードウェアが使えるのが利点です。ただし、USB で常に情報を濃くやりとりすることになるので(傾き角度とかペン先の方向までいちいち取得しているのは Painter ぐらいでは)、他に USB 機器は何も繋がっていない状態で使うほうが安定するという話を聞きました。うちの Windows 2000 マシンは自作でもあり、キーボードとマウスは PS/2 で、USB はタブレットしか繋いでいません。それでもPainter はやっぱりときどき問題を起こしているのですが、たぶん問題は少ない環境だと思います。

intuos のドライバの設定では、Painter での使用に合わせて次の点を変更します。

  • ペン先の筆圧感触を、自分の手に合わせる。たいてい少し柔らかめになる。ここで「詳細設定」の入力荷重の下限を低く(0 から 2)程度にすると、ごく軽く描いたときもちゃんと薄い線が引けるようになる。設定したら「保存」ボタンを押すこと。
  • 重要 ダブルクリックの項目で、「ダブルクリックアシスト」のチェックをはずす。これを解除しないとペン先の小さな動きが無視される。(吉井さんによる解説には、たいていこのことも書いてあります。)
  • ペンのサイドスイッチ(下がいい)を「消しゴム」に設定することができます。これは Painter では必ずしも「消しゴム」にはなりません。ペンのおしりの「消しゴム」と同じく、ブラシの持ちかえにも使えます。Alt などの Modifier キーを割り当ててスポイトに設定するのも便利ですし、その他のキーストロークも登録できます。[space] を割り当てればキャンバスずらしができます。
  • 「ファンクションボックス」にはペン先感触の変更や、任意のキーストロークの組み合わせを登録できるので、設定しておくと便利です。Painter にはアルファベット1文字でツールの持ち替えをする機能があるので、そんなのも設定できますし、もっと複雑なキーの組み合わせでもOKです。

タブレット設定はシステムフォルダの wacom.dat (見つからなければ、ウィンドウズでは「スタート」−「ファイル検索」で探せる)にあります。この設定ファイルはテキストファイルなので、中がのぞけるしバックアップも取れます。ドライバの調子が悪くてインストールしなおすときは、このファイルはきれいに削除しておくほうがよいようです。

タブレット FAQ

タブレットペン使用中にポインタがこまかくふるえる (無印 intuos)
タブレットは一定の周波数の弱い電磁波を発生して、この電磁波によってスタイラス(ペン)の蓄電池に電気を供給するとともに、ペンからの筆圧データなどを受け取り、また、ペンが発する電磁波との干渉を読み取ってペンの傾きなどを感知しています(というような仕組みだったと思います。) 従って電磁場に影響されやすいという性質を本質的に持っています。CRT ディスプレイはかなりの電磁波を出しているので、この影響でペンのポインタが震えることはよくあります。

これを回避するには、タブレットとディスプレイの距離を増やすか、ディスプレイのリフレッシュレートを変更して電磁場の干渉を減らします。液晶ディスプレイではこの問題は起きないようです。intuos2 では改善されています。(まったく起きないわけではありません。)

ディスプレイのリフレッシュレートの変更でも問題回避できない場合、ディスプレイからの電磁波がタブレットに到達しないようにすればいいわけで、銅ワイヤのネットとか、アルミホイルなんかで遮蔽してみてください。
タブレットの芯の互換性
Wacom のタブレットで、ArtPad、intuos、intuos2、intuos3、および Penabled な Tablet PC のペンについては、ストロークペンやボールペン芯のものを 除き、すべて互換性があります。(FAVO については未確認。)
タブレットの芯の交換のしかた
交換はかならず、まだ芯が外から見えているうちにしてください。

古い芯をペンチや毛抜きなどでつかんで引き抜きます。その後に新しい芯を差して、奧まで手で押し込みます。以上。

芯はその奧の圧力センサーに筆圧を伝える単なるモノなので、代用品を使っても描けるようですが、くふうと細工に時間がかかるので、時給を考えたら、高い芯でも買ったほうがいいかも。あの芯の材質はジュラコン(あるいは、ポリアセタール樹脂、POM)という種類のプラスチックです。入手はむずかしいもよう。
スクラッチボードのストロークの「抜き」が不十分
ストロークペンを使うと筆圧によるコントロールの幅が広がり、微妙な変化も反映されるようになるので、「抜き」の表現にはストロークペンがおすすめです。芯の奧にスプリングがあり、1.8 ミリの幅で芯が沈み込みます。(ただし、おしりの「消しゴム」スイッチもサイドスイッチもありません。軸もちょっと細め。)

タブレットペンのカスタマイズについては 【 タブレットとペンを快適に 】 も参考にしてください。

2005/04/14 - 旧バージョンメモリ問題メモ追加。
2003/04/15 - ストロークペン追加。
2003/05/18 - タブレットページ紹介追加。
2004/04/21 - WACOM の技術解説ページへのリンク追加。

(Last Modified: 2005/04/14)

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