Painter ワークショップ [print] |
ユーザーガイドについてデジタル形式もありますPainter 付属の「ユーザーガイド」(すなわち、解説書でありマニュアル)は、市販品として出版されているどんな本より詳細です。ブラシのカスタマイズをしたり、という段階になってくると、ひんぱんに使うようになります。そして……壊れます(ページがはずれてきたり、バラバラになって収拾つかなくなったり)。 物体としてのユーザーガイドを壊したくない場合、デジタル形式のほうをメインで使うという方法もあります。(デジタル形式だと、参照ページへのハイパーリンクがあって便利、という利点もあります。) これはメニューから「ヘルプ」を参照することで読めるんですが、Painter 6 の場合、これで表示されるのは各項目ごとの PDF ファイルなので、一覧性がありません。ユーザーガイド全体の PDF ファイルが CD 1 の Documentation フォルダに Painter6.pdf という形で入っているので、これをハードディスクにコピーして使うと便利です。(でも、うちの環境では、印刷物とフォントが違うんですよね。フォントが足りないのかな。) また、同じところに Painter 6 Brushes.pdf というファイルがあり、最初から入っているブラシのバリアントの描画サンプルが一覧できます。さらに、Tutorial.PDF というのもありますので、見逃している機能がないか、ヒマなときにチェックしてみてください。 Painter 7 では、ヘルプファイルは HTML ファイルになりました。インデックスもついていますし、ブラウザのお気に入りに登録することもできます。 壊れたときの修理壊れかたは通常、背中からページがはずれてきてしまう、というかたちだと思います。これはこういう背中をノリで固めるタイプの製本では、しかたがないとも言える現象です。じぶんでなんとかするには、各ページの背中にくっつく部分(紙の断面)から古いノリを除去して、黄色いボンドなんかで接着、しっかり圧力をかけて丸1日くらい置けば修理できます。これは Painter のマニュアルの話というより、一般論です。(黄色いボンドは固まっても多少弾力があるので、こういう修理に向いているみたいです。) しかし、それではあまり根本対策にならないし、面倒です。その場合、製本しなおしてもらう、という手があります。 アメリカ系列のオフィス業務補助ショップに 【 Kinko's 】 というのがあり、各地にチェーン展開しています。ここでの製本サービスにリング製本というのがあって、マニュアル関係には向いている製本方式です。開いたときに平らになり、勝手に閉じたりしません。 背中の部分を少しカットして製本しなおしてもらうと、こんなふうになります。リングの色は白か黒。ふつうの店ではリングの大きさは 25 mm まで。でもこの正円形 25 mm リングだと、厚みのなかのまんなかあたりが突き出てみっともなくなりました。というのも Painter 6J のマニュアルが厚くて 25 mm ギリギリなんです。そこで、31 mm の扁平なリング(A4用をカット)にしてもらいました。大手町のショップではこのタイプも選べたので。(しかし、A4用をカットすると、リングがはずれるのを防止するツメが上下にある、下のほうがカットされてしまうので、じぶんで固定してはずれ防止処理をする必要があります。) 料金は製本が 300 円、リングの余分な部分のカットが 100 円 (+消費税)でした。その場でやってくれますが、30分ほど待つことになります。 以上、Kinko's なら製本もやっている、という情報は英語メーリングリストで流れたものです。 (Last Modified: 2001/12/19) |
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