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ループ絵を編集する部品を再使用する「ループ絵を描く」の手法で Painter おなじみのペンキ缶を描いてみました。だけど、これはループ絵としてはちょっとつまらない。 それは、単位となる四角形の中に1つしかモチーフがないので、できあがるパターンが単調だから。縦横に1列に並んでしまうと、どうしても単純な印象になってしまいます。 繰り返しになるパターンは、こんなふうに半分ずつずれてるほうがいいですよね。でも Painter の「パターンの取り込み」で半分ずつずらして配置という設定にすると、縦か横のどちらかの方向に境界ができてしまいます。そういうわけで、目的のパターンを作るには、最初の絵のモチーフを切り抜いて配置しなおす必要があります。 部品を配置する新しく作るループ絵のサイズは、最初のものの 1.5 倍程度にします。今回は 10/7 倍。もとの絵で「投げ縄」ツールで部品にする部分を選択し、新しいファイルにペーストします。ペーストした部品は新しいレイヤーになっているので、レイヤー属性で位置を 0, 0 に修正してからキャンバスに固定します。この絵が「パターン化」されて、現在のパターンになっていることを確認してから、大きさが2倍程度の新規ファイルを開き、パターンで塗潰すと、右のような絵ができます。 もちろん既存のモチーフならなんでも、適当な大きさの新規ファイルに配置してループ絵を作ることができます。ひとつ部品を配置するごとに大きいほうのファイルでパターン塗潰し、以下、次に挙げる手順に従って、ひとつずつモチーフを追加します。 このファイルにさっきの部品をもう一度ペーストします。ペーストしてできたレイヤーの属性で、位置の X, Y 位置を、それぞれ作ろうとしているループ絵の横サイズと縦サイズの半分にします。これですでに置かれているパターンの中間に同じモチーフが追加できました。新しく追加したモチーフの全体が入るようにして、作ろうとしているループ絵のサイズで選択・コピーし、もとのファイルにペースト・固定。その後、大きいほうのファイルをもう一度パターンで塗潰して確認。うまくいっていなければ、いろいろ UNDO。 追加する部品の余白が下の絵を隠してしまって困るときは、その部品の表示マスクを編集(⇒ 【 表示マスクの編集 】)して消すことができます。 キャンバスをループずらししながら隙間を埋めていくと、こんな絵ができます。 コントラストや色調を調節するウェブページの壁紙に使うのが使用目的である場合、絵のコントラストを思いきり下げます。「効果」メニューから色調をいじるより、新規レイヤーを作り、適当な濃さの灰色で塗潰し、合成方法は「デフォルト」のまま、「不透明度」を下げて調節するという方法が便利です。ここで灰色ではなく、色のレイヤーを使うことで、コントラストを下げつつ色を変えることもできます。右の例の右半分は、さらにその上に白で塗りつぶした半透明のレイヤーを重ねてあります。 (Last Modified: 2002/06/09) |
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