ブラシ解説 リスト![]() ![]() |
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ライブラリ | カテゴリー | バリアント |
Painter.BRS / 標準ブラシ (ファイル) |
ペン (アイコン) |
1 ドット |
スクラッチボード | ||
スムースインクペン | ||
消しゴム (アイコン) |
消しゴム | |
ブリーチ |
ブラシライブラリの編集は「ブラシパレット」のメニューの「ブラシライブラリの編集」から行います。「ブラシカテゴリー」単位で、名前の変更、カテゴリ削除、ライブラリから別のライブラリへのコピーができます。
ブラシバリアント単位でのコピーはできないので、カテゴリー全部をコピーしてから必要のないバリアントを削除するか、コピー先のライブラリで必要なものだけを別のカテゴリーにコピーした後で、コピーに使用したカテゴリーを削除します。
ブラシライブラリを切り替えるには、ブラシカテゴリーリストの末尾にある ライブラリの読み込み を実行し、ファイル選択ダイアログからライブラリファイルを選択します。ファイル選択ダイアログで位置を移動できるので、どこにあるライブラリファイルでも読み込むことができます。
Painter 7 の ブラシライブラリ は Painter フォルダの下の Brushes フォルダの中の ひとつのフォルダ になります。デフォルトではこれは 標準ブラシ (英語版では Painter Brushes)という フォルダ です。(しかし、Windows 版の「環境設定」では、Painter.BRS という「ファイルの名前」を指定して、実際に指定されるのが「標準ブラシ」(あるいは Painter Brushes)というフォルダになる、という中途半端なことになっています。
そしてこのライブラリのフォルダの中に、複数の ブラシカテゴリー の フォルダ があり、さらにその中に複数の バリアント 設定の ファイル が入っています。
Painter フォルダの下の Brushes フォルダの中の構造は次のようになります。
ブラシフォルダ | ライブラリ | カテゴリー | バリアント |
Brushes (フォルダ) |
Painter Brushes 標準ブラシ (フォルダ) |
ペン (フォルダ) |
1 ドット |
スクラッチボード | |||
スムースインクペン | |||
消しゴム (フォルダ) |
消しゴム | ||
ブリーチ | |||
他のブラシライブラリ(フォルダ) |
カテゴリーの中からブラシを使用すると、そのカテゴリーで最後に使ったブラシを記録する CategoryData.xml というファイルが作成されます。
バリアントを使用すると、「バリアントの保存」をしない前の状態の、一時的な設定変更を記録する「c_」で始まる同名の XML ファイルが作成されます。(「バリアントの保存」は「c_」ファイルの内容を本体の XML ファイルに上書きする作業になります。)
このアイコンを使ってブラシファイルの構造を図解すると次のようになります。
セットになっているフォルダと JPEG ファイル、あるいは XML ファイルと JPEG ファイルは、Painter 終了後にエクスプローラやファインダーでコピーや移動するとき、必ずいっしょにコピー・移動する必要があります。Painter はまとめて扱ってくれますが、バリアント単位での「コピー」および「削除」しかできません。いらなくなったカテゴリーの削除や、Painter 6 までは「ブラシライブラリの編集」でできたライブラリのカスタマイズは Painter 外で手作業で行う必要があります。
ブラシライブラリを切り替える には、ブラシカテゴリーリストの最後にある ライブラリの読込み を実行し、ダイアログに表示された Brushes フォルダの中にあるライブラリ のリストから他のライブラリを選択します。すなわち、Brushes フォルダの外のライブラリに切り替えることはできません。使いたいブラシライブラリのフォルダはすべて Brushes の中に入れておく必要があります。
ブラシ設定の XML ファイルのある階層は Brushes フォルダの、下のフォルダ(ライブラリ)の、下のフォルダ(カテゴリー)の中でなければなりません。カテゴリーがひとつしかない場合でも、ライブラリの階層のフォルダを作る必要があります。
Painter 6 以前のブラシファイルを読み込むこともできます。「ライブラリの読み込み」ダイアログの、「読み込み」ではなく「インポート」から、古いタイプのブラシファイルを選択すると、Painter が自動的に新しいファイル形式に変換してライブラリに追加してくれます。(もとのファイルはそのままです。) 逆に Painter 7 以降のブラシファイルを古いブラシ形式にすることはできません。(設定を読んで手作業でコピーするしかありません。) エラーになるようでしたら、ブラシファイルを小さく分割してからもう一度試してみてください。(Painter 6 までの旧水彩は、Painter 7 の新しい水彩ブラシに変換されて、描き味が大幅に変わります。)
フォルダの位置や階層は Painter 7 と同じですが、「環境設定」でもフォルダと同じ Painter Brushes がデフォルトで入っているので、整合性が取れたのかも。
Painter 7 からの変更点は、ブラシセレクター のリスト表示のときに使う「描点アイコン」と「ストロークプレビュー」が、設定そのものを記述した XML ファイルに付随してくることです。さらにキャプチャブラシであれば、描点ファイルもこのセットに追加になります。たとえば、Oil Pastel 10 というブラシバリアント(キャプチャブラシ)については、
という 4 つのファイルがセットになります。Painter 外でのコピーや移動のときには注意が必要です。nib ファイルも stk ファイルも内容は JPEG ファイルなので、画像ビューワーで種類を無視して開くか、拡張子やファイルタイプを変更すれば、内容を確認できます。
Painter 7 と同じく、使用したあとで CategoryData.xml や c_ で始まるファイルが作成されます。また、Painter 7 から読み込んだブラシファイルについては、そのファイルがあるカテゴリーを開いたときに nib ファイルと stk ファイルが作成されます。(そういう仕組みなので、こういった種類のファイルはなくても自動生成されます。)
ブラシライブラリの切り替え は、ブラシセレクターの右端の三角メニューの「ライブラリの読み込み」から行います。メニューでとなりにある「インポート」は、Painter 6 までのブラシファイルを ファイル形式変換 するためのコマンドです。
Painter 7 の図と同じように Painter 8 のブラシファイルを図解すると次のようになります。
Painter 8 で Painter 6 以前のブラシファイルをインポートした場合、旧水彩は「デジタル水彩」に変換されるところが、Painter 7 とは違います。デジタル水彩も旧水彩とは違うので、同じものが再現されるわけではありません。
Painter 8 のブラシは、ライブラリとして用意されているものは Painter 7 用のものなので、Painter 7 でもそのまま使えます。が、Painter 8 で保存したブラシファイルには、Painter 8 独自の項目が追加されるので、Painter 7 で読み込もうとするとエラーが出ます。
変更点箇所は少ないので、ブラシ設定の XML ファイルをテキストファイルを開いて、 次のように変更すれば Painter 7 兼用になります。
冒頭のバージョン番号などは無視しても問題ないようです。
Painter 7 以降のブラシバリアントの xml ファイルの記述については、【 梅の実 】 の JUMA さんによる 【 Painter 7.1 ブラシファイルのパラメータ一覧 その1 】 と 【 その2 】、および、【 Painter 8 ブラシファイルのパラメータ一覧 その1 】 と 【 その2 】 に資料があります。
2003/05/22 - Painter 8 のブラシファイルを 7 用に、を追加。
2003/08/17 - JUMA さんのブラシ仕様解説リンクを追加。
(Last Modified: 2003/08/17)
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