雑記 もくじ![]() ![]() |
FZ1 は CCD が 200 万画素だっていうんで、画質はあんまりいばれないんだろうと思っていましたが、あちこちで各種デジタルカメラのサンプル画像を見るうちに、待て待て、200 万画素でこの画質は偉いんでないかい、という視点にシフトしてきました。なにしろ落っことしてボディが欠けても、あまり泣かないですむ値段で、高倍率ズームで、手ブレ補正つきで、小さいんですから。(FZ2 も出て、ノイズが減ったり絞り優先なんかがついたりちょっと改善されたそうです。) これまでも「自転車散歩」の記録写真を公開してきましたが、「画質もけっこういける」ということを伝えたくなったので、細部が多くて縮小に耐えなかった画像もふくめて、もう少し大きいサイズで掲載してみることにしました。ISO 感度はすべて 50 です。FZ1 はノイズが出やすいのでそうしていますが、レンズが全域 F2.8 と明るいので不便を感じたことはありません。強制的に絞りを開くために光量を下げる ND フィルターを買ったくらいで。 このページにある画像はすべてサムネイルです。クリックで大きいサイズ(200 KB から 400 KB)を表示します。画像は 1600 x 1200 を 1000 x 750 にリサイズしたほか、暗いものはガンマ値を上げたり、ノイズを除去したり、リサイズ後にアンシャープマスクをかけたり、といったレタッチをしてあります。処理はすべて Paint Shop Pro 8 でおこない、EXIF データを残したまま保存しました。 このページとは別に、元のファイルそのままのものを 【 FZ1 サンプルファイル 】 に追加展示しました。 FZ1 を買ってまもなく。街路樹の海棠(カイドウ)の果実。被写体までかなりの距離があっても、細部まで写真に捉えることができるのは、ほんとに楽しい。ズーム値 420mm。 公衆トイレの屋根で休憩するハトたち。ズーム値 298mm。こんなどうってことない写真でもこれだけ望遠を使ってたりします。 海辺の公園を歩き回るハクセキレイ。じっとしていてくれないので、ピントが合わせにくい。野鳥は高倍率ズームが威力を発揮する被写体。以前は撮れないことがわかっていたから撮ろうともしなかったが、このカメラを手にしてからは、野鳥もかなり撮るようになった。ズーム値 337mm。 ススキの向こうの夕陽。普通の風景ですが、逆光でもバランスよく撮れたんではないかと。ズーム値 128mm。 コブシの花。高い位置にある樹木の花は、望遠がないと大きく撮影できません。見上げないで撮るために、すべり台に登ったりもします。ズーム値 265mm。 そのへんに生えてた雑草。カキドオシに似てるけど、中央の黄色はカキドオシにはなく、代わりに紫の斑点があるようだ。葉の形もちょっと違う。というわけで正体不明。ズーム値 96mm。 睡蓮。池の岸から体を乗り出して、落ちそうになりながら撮影。でも本体後ろの液晶で確認できるんで、腕の長さぶん稼げますね。ズーム値 156mm。 小型のトンボ。たぶん 3 センチなかったです。風が吹いてて、草にしがみついてるところを近づいて撮影。ズーム値 130mm。 公園の植え込みに巣を張っていた小型のクモ。ズーム値 420mm。 河口の浚渫風景。ズーム値 245mm。 九段の刷毛屋。ズーム値 80mm。 夜の舞浜大橋。ズーム値 71mm の元画像から中央部を切出し。夜景モードでフラッシュを閉じたままだと最初に警告メッセージが出るが、撮影はできる。絞りを強制的に開けられない(F6.5 固定)のが残念だけど、ちび三脚を使ってシャッター速度 8 秒で。明かりが六角形の星になるのがうれしいです。 補足 ― 夜景モードでいったんフラッシュを開き、そのままシャッターボタンで AE を合わせたのち、フラッシュを閉じて撮影すると F2.8 まで絞りを開くことができるようです、が、このテクニックはセルフタイマーとの併用ができません。 FOCUS ボタンを有効利用する この機種以外では見たことがないので、最初はしばらく使わなかった FOCUS ボタンですが、マニュアルフォーカスがないこの機種では非常に有効です。このごろは通常はいつも FOCUS ボタンでピント合わせをしています。ピントを FOCUS ボタンのほうに割り振ることで、シャッターボタンを押すときは AE と構図だけを考えて押せるようになるからです。 一度ピントを合わせれば、次からはオートフォーカスの待ち時間(およびピント確認時間)なしで、続けて少し違う位置で AE を合わせたり、構図を少しずらしたりして、何枚か連続でバージョン違いが撮れる、というわけです。 これが 420mm の望遠端で手持ちで撮影するときのハズレの確率を大幅に減らしてくれます。構図位置もぐらぐら揺れるような状況ではピントを合わせるのは非常にむずかしく、ピントが合った状態が貴重です。また、オートフォーカスでピントが合わせにくいような被写体(クモの巣とか)については、同じくらいの距離でターゲットとしてもっと大きいもので焦点距離だけ決めておいて(置きピンをして)から撮る、ということもできます。シャッターボタンを押す = 構図を切り取る、という作業は、望遠端の揺れる画面でではかなりはずれます。置きピンしてあれば何度でもやり直せます。 2 秒のセルフタイマーを使う 望遠時や夜景での手ブレ防止です。手持ちでも効果がありますが、三脚を使用して(がんばって)撮影するとき、シャッターボタンを押した瞬間にカメラ本体にかかる小さい力のせいで本体が揺れるのを回避してから、実際にシャッターが落ちるようになります。やっぱりこれがあるといいですね。前に使っていた機種はリモコンあるいは 15 秒しかなかったので、ありがたみがよくわかります。 操作はカーソルキー左 2 回、という簡単なものですが、毎回セットする必要があります。 No.1 のクロースアップレンズを併用する FZ1(FZ3 まで共通)の弱点として、ズーム倍率を上げると寄れない、という問題があります。そういう場合に No. 1 のクロースアップレンズを装着すると、この欠点がカバーできます。望遠マクロも可能になり、マクロで周囲をぼかした画像も可。もっと強いレンズでもよいのですが、強くなるほどピントが合う範囲が狭くなるので、まずは No. 1 を持ち歩くと便利です。2,000 円くらい。 (Last Modified: 2003/08/26) |
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