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ものぐさ壁紙づくり基本は「パターン」機能Painter のパターンは「使う」ことと「作る」ことができます。「使う」ほうでは、登録されているパターン(「アート素材」−「パターン」)を「塗りつぶし」に使ったり、パターンペンで模様のあるストロークを描いたり、クローンソースに指定してクローンタイプのブラシで絵の一部にだけ模様をつけたりできます。 現在表示されているファイルを「アート素材」−「パターン」のセクションのメニューからパターンとして登録することもできますが、ウェブ素材用の小さめの壁紙には小さめの画像をゼロから作ったほうがいいでしょう。 基本的には小さめのサイズで新規ファイルを作り、「アート素材」−「パターン」のメニューの パターン化 を選んで、チェックマークをつけます。こうすると描いた絵がループして自然に上下左右につながるようになります。ただ、ブラシによってはうまくループしないものがあり、レイヤーは「パターン化」しても Space + Shift ドラッグでぐるぐるループずらしして継ぎ目がなくなるように描くことができません(6でも7でも)。 ウェブ素材目的で、アンチエイリアスや筆圧による濃淡がないもの(色のフラットなもの)をわざと作りたいときは、Painter の CD に付属している ウェブ用ブラシ を読み込んで使うのがおすすめです。色数をしぼると GIF 形式にも向きます。 テクスチャをパターンにしかし、じぶんではまったく絵を描かずに、ごく簡単に、そこそこな(地味な)壁紙を作ってしまう方法が、じつはあります。それには「テクスチャ」を使います。手順は以下のとおり。
この方法だと「パターン化」の手順を踏まなくても継ぎ目はできませんが、テクスチャと作る壁紙のサイズを合わせられなかったために継ぎ目ができてしまったときは、パターン化のあと、クローンブラシから「クローン(ソフト)」などのバリアントを選び、Shift + クリック (Painter 7 では Alt + クリック)でクローン元の位置を決めたあと、その位置のイメージを目的の場所に写し取るなどして、境界をあいまいにしていきます。 右の例は「ローシルク」を倍率 50% で使用した壁紙の例。 あとは JPEG ファイルに保存。画像が荒れない程度にファイルサイズをおさえましょう。そういう作業は Painter 以外のツールを使ったほうが便利なようです。壁紙程度の大きさだと、全部選択+コピーで相手のアプリケーションに持っていけます。 もう少し手を加える「表面テクスチャの適用」で作った壁紙はソツがなくて上品だけど、なんか面白味が足りない、というときは、上記の手順で作ったものに、ドライメディアのパステルやチョーク類で少し色の濃淡をつけてみます。ブラシ設定の「粗さ」設定の数値を低めにして、テクスチャがよく出るようにして使います。色はベース色から少し暗い色とか明るい色が基本ですが、まったく違う色でも面白い効果が出ます。不透明度を低めにして少しずつテクスチャを出します。微妙に違う色をいくつか使うと楽しくなります。 右の例は「crazy fabric」を 51% で使い、「チョーク(極太)」でいくつかの色を乗せました。平均的に色を置くのはわりとむずかしく、敷きつめたときになんとなく格子状のパターンが出てしまうことがあります。 最初に「表面テクスチャの適用」をせずにチョークでテクスチャを出す方法を使うと不均等で表情のある壁紙になります。が、うまく濃淡がばらつくように気をつけないと、敷きつめたときにきれいになりません。わりと簡単なのでいくつも作って、よさそうなのを選んでください。 ランダムドットで表情を【 色のばらつき 】 と 【 ランダムドット 】 で解説した方法を壁紙にも応用できます。 上でのべた手順で、最後に表面テクスチャを加えるまえに、好みのストロークを記録し、描画色に「カラー範囲」で少しばらつき範囲を与えて自動再生すると、微妙な色の塗りつぶしができます。(紙の端が均等に着色されないことがあるので、途中で一度パターンずらしをして、自動再生を続行するといいようです。) そのままでもパターンとして使えますが、これに表面テクスチャを加えるとよりアナログっぽい壁紙になります。 (Last Modified: 2002/03/01) |
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