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Painter Step by Step / 写真から絵を起こす (1)
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circle写真から絵を起こす (1)

写真を Painter でクローンして手描きふうにするやりかたは、解説本などでもよく取り上げられていますが、ここではレイヤーを活用してあれこれこだわった作例を紹介します。そこまでこだわらなくていい、というところはパスしてください。

素材写真を用意

original photo

今回はクローンをベースに絵にしていくので、まず材料になる写真を用意します。上のはわたしがデジタルカメラで撮った川に係留されているボートの写真です。(自分で撮影したものじゃないと、著作権の問題があるので、ウェブ上その他での発表ができません。) 材料にはもっときれいな写真のほうがいいと思うのですが、手持ちにいいのがなかったので、これでやってみます。(画像のリンク先に実際に使用したサイズのものがあります。)

きれいな写真、というだけなら、少しは他にも候補があったのですが、これにしました。いろいろ理由がありまして。

  • 写真全体のなかで、比率として 細かいところが多すぎるのは、そういうところを処理するのが面倒なので、細部がないと意味がないような画像は 避ける。写真の一部だけを使用してもいい。(野原の草花なんかは、ひとつひとつが細かすぎるので、近距離から撮影したもの以外は使いにくい。写真ではディテールが多くて細部までくっきりしていることに価値があるが、クローン元に使うにはディテールがなくなってもいいものがよい。)
  • 大きい塊 がいくつかあって、明暗 もはっきりしているほうが構成として扱いやすい。(光と影がある材料のほうが、いい結果が出やすいです。)
  • 余分なものが入ってしまっていて、写真としてはつまらなくなっているときでも、余分なものを切り捨てて 使うことができるので、悪くない。

こういった条件から選んだのが上の例なわけです。デジタルカメラで撮影したファイルはもっと大きく、わずかに斜めになっていたので、画像を回転して水平を取り、それから縮小、少しシャープ効果 (Painter では「効果」−「フォーカス」−「シャープ」) をかけました。ここまではウェブ画像処理用のグラフィックツールなどがあれば、そちらで処理するほうがたぶん簡単です。もちろん、もとのファイルは取っておいて、コピーで作業します。

「縮小」と何かほかの作業を両方行うときは、かならず縮小を後(最後)にします。回転などの処理をすると画像は少しずつ劣化します。大きい画像で処理するほうが、全体の絵に対しての劣化は少なく、また、縮小の過程で、処理をかけないままで縮小したものとの差はほとんど無視できるものになります。

ラフな効果でクローンを作成

cloned photo

その素材写真ファイルを Painter でこんなクローンにします。

  1. Painter で写真ファイルを開く。
  2. そのファイルから「ファイル」−「クローンを作成」を実行。同じ画像ができる。これを 全選択 して 消去。画面は真っ白になりますが、後ろに「クローン元画像」として最初の写真が隠れている状態です。
  3. クローン作成に使うブラシを選びます。手法が 塗潰し のものしか使えませんので、「木炭(ハード)」などを選び、ブラシサイズを太い鉛筆程度( 6 から 8 くらい?)に調節します。手法のサブカテゴリが「塗潰し+ハード+テクスチャ」のものをここでは使ってみてください。
  4. 「カラー」のセクションで、クローンカラー にチェックを入れます。(クローンブラシのなかからブラシを選んだ場合、自動的にクローンカラーになります。)
  5. 用紙テクスチャの種類を選びます。少しはっきりしたテクスチャにします。ここでは「舗道」にしました。

この準備ができたら、自動クローン の実行です、普通は「効果」−「特殊効果」−「自動クローン」でいいのですが、ついでに「ストローク」の使いかたにも触れておきたいので、もうちょっと面倒なほうでやります。

ブラシパレットの「ストローク」メニューから ストロークの記録 を選び、画像の中にひとつだけ短いストロークを引きます。このストロークを使いますので、気に入らなかったらもう一度メニューから「ストロークの記録」を選んでやりなおします。記録ができたら、「ストローク」メニューの 自動再生 を実行します。画面がだんだんストロークで埋まっていくので、全体がクローンされたら、画面上でクリック して再生を止めます。

Painter Classic 1 では「木炭(ハード)」を選んでサイズを調節してから「自動クローン」を実行します。じゅうぶん画面が埋まったら画面上でクリックして終了します。

Painter Classic 2 では「効果」−「特殊効果」−「自動ヴァン・ゴッホ」しかありませんが、ブラシサイズが小さい場合はあまり違和感のない結果が得られます。これは画面全体を1回処理するごとに止まりますので、隙間が残っていたら繰り返しこの効果を使います。

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(Last Modified: 2003/03/05)

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