このセクションの内容は Painter 6 から Painter 8 の時代のものです。
バージョンによって違う部分がありますので、注意してください。
新しい情報は Painter Fun! へ。


Painter Step by Step / 金属の物体を描く
    Step by Step リストarrow  home prev  index  next    

circle金属の物体を描く

Painter は色をこすってぼかし、筆あとのない滑らかな面を表現するのが得意です。そのへんをミニライトの作例でやってみます。途中でブラシ設定をたくさん変更していますが、ブラシバリアントは保存するまでは「バリアントを初期設定に戻す」で前に保存した状態に簡単に戻せますので、心配せずに変更してみてください。あるいは「別名で保存」してから設定変更をするのも安心かもしれません。

線画を描く

the object

これが今回描いたミニライトです。ステンレス製で絹目光沢があります。(これはスキャン画像。)

outlines

新規ファイルを開き、白いキャンバスはそのままにして、新しいレイヤーを作成、レイヤーの上に鉛筆で線画を描きます。上の図は縮尺 50%。

ここで使う 鉛筆 は手法が 塗潰し のものが適当です。Painter 7 なら「鉛筆(塗潰し)」を使用、このブラシがないときは「鉛筆(シャープ)」などの「手法」を「塗潰し」の「ソフト+塗潰し+テクスチャ」にします。

この輪郭線をそのまま使うわけではないので、少し雑でも問題なし。直線のところはブラシの「コントロールパレット」で、1 ストロークずつ「フリーハンド」から「直線」にチェックを変更しては戻すことで直線描画します。(切換えをしないとクリックするごとに新しい角を作りながらつながった折れ線になります。この切換えはキーボードの B と V でもできますし、キーボードからなら、V を入力するたびに新しい始点で描けます。) 輪郭線ができたら、全体のバランスを見てキャンバスサイズを調節します。

ベース色を置く

canvas color

キャンバスに移動して、グラデーションや「効果」−「表面効果」−「照明」を使って、キャンバスに色をつけます。描く物体に当たっている光と同じ方向が明るくなるようにすると自然です。さらに線画レイヤーを非表示にした状態で クローン を作成し、キャンバスの初期状態を残しておきます。(続けて作業しないときは、こちらも別名で保存しておく必要があります。) これは後でキャンバスに「消しゴムをきれいにかける」ために必要になります。

base paint

キャンバスと線画レイヤーの間に、もうひとつ新規レイヤーを作成し、ここに大まかな色を塗ります。線画レイヤーの表示の不透明度は下げておきます。影は立体感を出すためには重要なので、ちゃんと描きます。この時点でのレイヤー構成は上から順にこうなっています。

  • 線画 ― 下の色塗り中は不透明度を下げておく。
  • 色塗りレイヤー ― ここに塗ります。
  • キャンバス ― グラデーション塗潰ししてある。

ぼかしと細部の描き込み

more details

色がついたところで線画レイヤーの不透明度を 100% に戻し、レイヤーを「すべて固定」します。ここからは線画は塗りの一部です。木炭などのブラシはテクスチャがあまり出ない設定にして使います。手法が「ハード+塗潰し+テクスチャ」であれば、テクスチャの数値を上げればテクスチャが目立たなくなります。またブラシサイズも小さめにして描き込みます。こういう作業には、タッチが柔らかく「にじみ」値の高いものが使いやすいので、【 カスタムブラシ集 】 の「砂粒パステルブラシ」のサイズを小さくして使ったりすると楽です。エアブラシで手法が「塗潰し」のものも柔らかく塗れます。

全体に描き込んだら塗りを滑らかにならします。同じブラシのまま、「塗料」の「補充量」を 0 に変更、にじみの数値を上げると「ぼかしブラシ」になります。同じブラシのまま「ぼかしブラシ」にすると質感が変わったりしないという利点があります。「砂粒パステルブラシ」の場合は、ペアになっている「砂粒ブレンド」を使います。

half done     finished detail

ぼかしを入れつつ、光のコントラストをはっきり入れ、細かいところは鉛筆のブラシサイズをうんと小さくして描き入れます。周囲の輪郭の汚いところは、現在の作業ファイルの「クローンソース」をさっき取っておいた新しい状態のキャンバスの画像にして(「ファイル」−「クローンソース」から指定)、クローンカラー をオンにして鉛筆でキャンバスを描き戻して修正します。(上の図は縮尺 100%。)

finished picture

できあがり。縮尺 60%。エッジのところに細く光の反射があるあたりに注意して描き入れると立体感が出ます。(ちなみにこの LED ライトは電源ボタンがそのへんの物に触れて勝手に電池を消耗しやすいので、スイッチの周囲にガードをつけるなどの加工をおすすめします。)

(Last Modified: 2003/03/06)

    もどるreturn  home prev  index  next