このセクションの内容は Painter 6 から Painter 8 の時代のものです。
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Painter 使いたおし / フィルタレイヤーでアナログ感
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circleフィルタレイヤーでアナログ感

水彩のようなアナログ感の要素のひとつに、「色ムラ」があります。これは単純に濃淡があると言うのではなく、Painter 特有のブラシである「重ね塗り」ブラシにみられるような、色素が溜ったところは色が暗くなるだけでなく、彩度が上がる、というあたりが重要なようです。

下にあるキャンバスやレイヤーの色に「追加」するかたちで色を乗せることができるのは、「Gel / フィルタ」あるいは「Multiply / 乗算」レイヤーです。このレイヤーを使って「色ムラ」を追加する方法をやってみました。(「Multiply / 乗算」レイヤーがあるグラフィック・アプリケーションなら、どれでも基本的に同じことができます。)

Painter の「Gel / フィルタ」レイヤーは、不透明度 100% のときは「Multiply / 乗算」と同じですが、不透明度を下げても彩度が落ちにくいという特徴があります。このへんを把握して使い分けてください。また、Painter には長いこと「乗算バグ」という、乗算レイヤーにすると白い部分が RGB で 1 だけ暗くなる問題があります。「Gel / フィルタ」にはこの問題はありません。

line artこれが今回使った線画。

まず配置用下描きをキャンバスに赤で描いて、それを「全選択」して「Float / レイヤーに変換」、さらに合成方法を「Gel / フィルタ」に。そのレイヤーの不透明度は下げ、キャンバスに戻ってふつうに描画。左の画像は実際の作業サイズの 60%。使用ブラシは 【 スケッチブラシ 】 の soft tip のジッターを上げて表現手法を「ランダム」に変更、間隔を小さくしたもの。

作業が終わったら下描きレイヤーは削除。

color layer次はふつうの色塗り。

色を塗るために新規レイヤーを作成。白で塗潰して合成方法を「Gel / フィルタ」に変更。

そこに 【 水彩代用ブラシ 】 で着色。色が互いによくなじむんで、ちょっと水彩っぽいのです。

Painter Classic 2 や Painter Essentials のような、新規レイヤーの作成はできるものの、レイヤーの合成方法の変更はできない機能制限版の場合、新規レイヤーを実行直後に重ね塗り系のマーカーや鉛筆でレイヤーに触れると、自動的に合成方法が「フィルタ」になります。その後、白で塗りつぶしてから描けば、あとは同じ。

gel layerで、さらに次に「色ムラ」塗り。

再度、新規レイヤー作成。これも白で塗潰して合成方法を「Gel / フィルタ」に変更。

同じブラシを使いつつ、薄めの色を使うように気をつけて着色。このときレイヤーパレットの「Pick Up Underlying Color / 下の色をサンプリング」のチェックははずしておくこと。(でないと思わぬ色になる。)

gel layer only「色ムラ」レイヤーだけだと、どんなふうに色が乗ってるのかな、と、「普通の塗り」レイヤーの表示をオフにすると、こんなふう。ごく薄い色ですが、こんなに影響力があります。

with texture「色ムラ」をつけた上にさらに新規レイヤーを作成、50% の灰色で塗りつぶし、そこに「Express Texture / テクスチャを表現」の効果をかけて、合成方法を「Overlay / オーバーレイ」に変更、そのままだとテクスチャが強すぎるので不透明度をうんと下げるとこんなぐあい。

50% の灰色レイヤーにテクスチャをつける方法としては、このほかに「Apply Surface Texture / 表面テクスチャの適用」がありますが、水彩には「Express Texture / テクスチャを表現」のほうが合う感じ。両方を組み合わせるとか、クローンしたものに「Dye Concentration / 着色濃度の調整」をかけるとか、いろいろ選択肢があります。

(Last Modified: 2004/01/28)

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