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Painter 使いたおし / ループ絵を描く
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circleループ絵を描く

構成を決める

ループ絵をループ絵らしく、つながりが自然に見えるようにするためには、ひとつの四方形の単位を見えにくくします。Painter で描けるのは四方形の単位ですが、絵に描いたものがその四方形のなかにおさまってしまうと、単に「並べた」だけの印象になり、ループ絵っぽくなりません。

そういうわけで、Painter で描く作業に入る前に構成を決めておいたほうが、いい結果になります。Painter での作業は、「パターン化」を実行して自由にキャンバスをぐるぐるループして動かせる状態になっていても、四方形ひとつぶんしか見えないので、構成を決めにくいからです。

Windows 用ではフリーウェアで 壁紙工房 というツールがあります。このツールは同時に単位となる四角形を3×3マス表示してくれるので、となりとのつながりを考えながら構成を決めるのに便利です。このツールは 【 OPEN SOFT 】 で配布されています。こういう作業ができる無料ツールは他にはまだ見つけていません。有料でもよければ 【 Texture Maker 】 というのもあります。

このページで取り上げるループ絵の、壁紙工房 を使って下描きした段階が右の絵です。1ドットのペンで大まかに。

壁紙工房 にはクセがあり、違うアプリケーションへのコピー&ペーストができないようなので、下描きが描けたら臨時の BMP ファイルに保存します。この BMP ファイルが 32 ビット BMP という Painter が読めないファイルなので、他の画像ツールでファイルを開き、その画面からコピーして、Painter で「新規画像にペースト」します。フリーの Windows 用画像ビューワーとしては、【 IrfanView 】 がかなりおすすめ。

Painter でのパターン化の留意点

  • パターン化 (「パターン」セクションのメニューから実行)した状態でのキャンバスは スペース + Shift キー(「スペース」が先)を押したまま引きずることで、ぐるぐるループしてずらすことができる。
  • Painter の「パターン化」でループできるのは キャンバス だけ。レイヤーはキャンバスをループずらししたとき、いっしょにずれてくれないので、使いかたが限られる。Painter 6 までの水彩は特殊な別レイヤーなので、これもループしない。ループ化したいものはすべて キャンバスに固定 (水彩は乾燥)。
  • Painter 6 では「描点の種類」が「レンダー」のブラシはループして描画できない。(Painter 7 ではループする。)
  • Painter Classic 2 では「パターン化」ができないのでループ絵は作成できない。

Painter で、その1

まず、イメージを「パターン化」します。「壁紙工房」などから下描きを持ち込んだときは、キャンバス全体を選択して「選択範囲」− レイヤーに変換 を実行。下が透けるように合成方法は フィルタ に。また、下にあるキャンバスに絵を描くのにジャマにならないように、レイヤーの不透明度を減らします。レイヤーは「ループ化」できないので、キャンバスのループずらしをせずに、下描きの下に描いていきます。輪郭線がある絵の場合、線画のレイヤーを別に作ったほうが描きやすくなります。

大まかに描けたら、下描きレイヤーを削除あるいは非表示にして、使用するレイヤーをすべて キャンバスに固定 します。Painter で直接、新規ファイルから描き始めることもできます。「パターン化」を忘れずに。

キャンバスがループ化されているので、キャンバスをずらしながら描き込みを続けます。基本的な部分が仕上がってきたら、複数回繰り返して表示したときのようすを確認するために、大きめのサイズの「新規ファイル」を開き、それを パターンで塗潰し してみます。作成中のパターンでうまく塗潰せないときは、「パターン化」したイメージのほうでもう一度「パターン化」のオフ・オンをしてみてください。

大きい新規ファイルを上のイメージでの塗潰した結果はこんなふうになりました。(50% に縮小)

Painter で、その2

ちょっとスカスカしているので、リンゴを描き足してみることにしました。繰り返したときに1列に並んだりしないように、大きいファイルで塗潰しを確認しながら追加していきます。どんどんキャンバスをずらしながら作業しています。

塗りつぶした大きいファイル のほうが全体を把握しやすいので、新しい要素の配置をこの確認イメージのほうで行うのもいいと思います。ただし、一度に追加するものが、もとのループ絵のサイズのなかにおさまるように注意します。追加したら、「長方形選択」ツールでもとのループ絵のサイズで選択し、元の絵にコピー&ペースト します。ペーストしたレイヤーはキャンバスに対して位置がずれているので、レイヤーのリストからこのレイヤーをダブルクリックして「レイヤー属性」ダイアログを出し、位置の x, y を 0, 0 に修正、その後キャンバスに固定します。そして、新しくなったループイメージで大きい確認ファイルを再度塗潰し、配置を確認します。ダメならどちらのファイルも UNDO。

さらに地模様も描き込み。ずらして、ずらして、描いて、描いて、塗潰し確認。その繰り返し。やっとできあがり。

できたループ絵で塗潰すと、こんな感じです。(50% に縮小)

ほかに 【 女の子と花 】【 女の子ふたり 】 も描いてみました。

これに関連したパターン関係の記事は 【 Painter で パターン & 壁紙 】 にあります。写真からシームレスパターンをつくる方法もそちらで。

2003/04/24 - 作例リンク追加。

(Last Modified: 2003/04/24)

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